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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月21日 21時40分
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自由主義概念への偏重を懸念、メディア学部トップに共産党高官が就任へ―中国
●19日、自由主義概念への偏重を解消するため、中国共産党宣伝部はメディア系教育機関の院長に共産党幹部を就任させる方針を固めた。写真は南京大学新聞学院。
2013年12月19日、アップルデイリーによると、
ジャーナリズムやマスコミ学を教える教育機関の力不足による自由主義概念への偏重を解消するため、
中国共産党宣伝部は中国各地のメディア系教育機関を10大新聞(報道)学院として再編成するとともに、
各学院の院長に共産党幹部を就任させる方針を固めた。
浙江大学の呉飛(ウー・フェイ)教授や雑誌「中国週刊」の朱学東(ジュウ・シュエドン)編集長が18日、中国版ツイッター・微博で明かしたところによると、当局はメディア学部の力不足が自由主義の概念に偏重しすぎる傾向を招いているとし、
復旦大学や南京大学、清華大学、北京大学などを対象に、
中国共産党宣伝部自ら率先して10大新聞学院に再編することを決定した。
清華大学の賈西津(ジア・シージン)副教授は関連通知が大学10校に届いていることを明らかにした。それによると、省レベルの共産党宣伝部の人材を直接院長に就任させるとともに、これまでに一定の成果を上げている「復旦大学モデル」を参照するようにとの内容が含まれている。
「復旦大学モデル」とは、復旦大学が上海市委宣伝部と共同で新聞学院を設立し、一定の成功を収めた状況を指している。
01年当時、上海市委宣伝部の副部長が学院事務の最高決定機関である院務委員会の主任に就任し、現在に至るまで同新聞学院の院長には宣伝部の高官か共産党機関紙の編集長が就任している。
さらに、学院の教授についても共産党機関紙の編集者との間で定期的な異動や入れ替えが行われている。
メディア関係者は、復旦大学モデルは人事面だけの単純な内容ではなく、上海委宣伝部は毎年巨額を投資して学院の建設に関与し、キャンパスの中に21階建ての高級ホテル「復旦酒店」まで建設していると指摘。
宣伝部が学院のカリキュラムや発展の方向にまで深く関わっているという。
また、賈副教授は今回の決定のいきさつについて、
「教育部は復旦大学学長からの報告を受け、復旦大学モデルを普及させる価値があると判断したようだ」
と話している。
しかし、一部の学者は、地方の宣伝部には上海ほどの財力がないため、上海の経験は踏襲すべきではないと認識しているという。
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