●16日、中国国防科工局の報道官は中国の月探査計画に「単なる見栄のためで、金がかかるわりに実用的でない」との批判が出ていることについて、「わが国の月探査計画の目的は宇宙の平和利用だ」と主張した。
レコードチャイナ 配信日時:2013年12月16日 21時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80570&type=0
月面着陸報じた国営テレビ女子アナに質問殺到
=「貧しい子が多いのに意義あるのか?」―中国
●15日、香港紙によると、中国の月探査機「嫦娥3号」が月面着陸に成功したのを受け、中国国営テレビの番組で同ニュースを報道した女性アナウンサーのミニブログには月面着陸に関する質問が殺到した。
2013年12月15日、香港紙・明報によると、中国の月探査機「嫦娥3号」が月面着陸に成功したのを受け、国営の中国中央テレビ(CCTV)の番組で同ニュースを報道した女性アナウンサーのミニブログには月面着陸に関する質問が殺到した。
「月面着陸と古びた山村の学校に通う子供たちにはどんな関係が?」
との質問に、CCTVの女性アナウンサー・張泉霊(ジャン・チュエンリン)は、
「インターネット技術は米国の月面着陸技術に由来する。
今では多くの学校がインターネットで授業を公開している。
これは山村部の学校教育向上に役立つ」
と回答した。
さらに、
「学校に通えず、ご飯もまともに食べられない子供にとって、月面着陸の意義は?」
との問いに対し、
「気象衛星を発展させることで、災害の被害を軽減することができる。
これは貧困の解決に直接的な関係がある」
と答えた。
ところが、質問はなおも続き、
「米国にはすでに上述の技術があるのに、なぜ中国は月面着陸にこだわるのか?」
とコメントが投稿された。
質問攻めに苛立ちを覚えたのか、女性アナウンサーは
「月面着陸に使われる燃料は大気汚染の改善に役立つ」
と答えた上で、
「『宇宙の研究や探索にどんな意味があるのか』といった類いの質問に答えるのは結構疲れる。私にしてみれば、『人類の好奇心を満足させる』という答えだけで十分」
とコメントした。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月17日 21時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80624&type=0
<中国月探査>「資金無駄使い、用途なし」批判を否定―中国紙」
2013年12月17日、京華時報(電子版)によると、中国国防科工局の呉志堅(ウー・ジージエン)報道官は16日、中国の月探査計画に対し、インターネット上で
「単なる見栄のためで、金がかかるわりに実用的でない」
との批判が出ていることについて、
「わが国の月探査計画の目的は宇宙の平和利用だ」
と主張した。
呉氏は
「わが国の月探査計画の目的は宇宙の平和利用であり、基本的な物質、技術、経済条件のもと、宇宙活動を展開する。
目的は科学的な角度から地球を理解し、同時にわが国の宇宙技術、高度な新技術を発展させることだ」
と説明。
「探査機の月周回、月面軟着陸、探査活動などを展開し、地球へ自動的に帰還させる。
月探査科学、計画を発展させ、技術的な礎を築きたい」
と述べた。
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