2013年12月9日月曜日

日本の少子化「攻めずとも自滅してくれる」:中国「剰女」事情、独身女性が増加中

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● 中国:「生涯独身」を選ぶ女性が増えているという


CNN ニュース 2013.12.08 Sun posted at 18:10 JST
http://www.cnn.co.jp/world/35036497.html?tag=top;mainStory

中国の「剰女」事情 生涯独り身を選ぶ女性が増加中

中国の大都市、上海に住むチャンさん(26)は、両親から何年もの間、「結婚しろ、結婚しろ」とせっつかれることにうんざりして、この街に出てきたくちだ。

 「絶対に結婚も出産もしないと決めた」
と語るチャンさんは湖南省長沙市出身。
 大学を卒業し、今年の初めに両親から逃れ、キャリアを築くために上海にやってきた。

 高等教育を受けた女性が、両親や友人、国営メディアから、早く伴侶を見つけないと孤独でみじめなことになると言われ続ける中国では、チャンさんのように結婚しないことを明言するのはまれだ。

 チャンさんは大学で学位を取得した後、貯金するために両親と一緒に暮らしていた。
 都会に住み、高等教育を受けた27歳以上の独身女性は「剰女(売れ残りの女)」と呼ばれるが、両親から剰女になると心配されるたびに、チャンさんの心は揺れ動いた。

 しかし、フェミニストのウェブサイトを読んで、この言葉は女性を家庭に返すために存在していると信じるようになった。

 そして、チャンさんは居心地のいい家を離れて無職のまま上海に移り、9人の同居人とともに寮で暮らしている。
 チャンさんやランさんは少数派だが、こうした姿勢は現在の中国では、結婚しても女性の権利がほとんど守られないという現実を反映したものだ。

 たとえば、中国の女性は夫から虐待を受けても、ほとんどどうすることもできない。
 政府の統計では、女性の4人に1人が親しい相手からの暴力を経験しているが、女性活動家によれば、この割合は実際よりも少ないものだという。

 チャンさんは新しい友人たちと自由の感覚が気に入っている。

 「男性は依然として昔の考え方だが、女性の価値観は進化している。
 今はとてもリラックスしている」
と語るチャンさんは最近になって販売の仕事の口を見つけた。

上海にある金融系企業で顧客部門のマネジャーを務めるラン・ファンさん(32)も同じような独身暮らしを楽しんでいる。

 月給2万元(約32万円)と比較的高給取りのランさんは友達と一緒にディナーや映画、コンサートをよく楽しむ。

 ランさんは
 「南京で育ったが、多くのカップルが大げんかするのを見たし、たいてい惨めな様子だった。
 それに、男はたいてい浮気をする。
 上海での暮らしはリッチだし、これを変えようなんて思わない」
と話す。


●中国の結婚制度は「女性を守らない」との意見も

弁護士であり女性の人権の保護団体の幹部を務めるリー・インさんによれば、多くの女性は自分が暴力の犠牲者であることに気づいていないという。
 リーさんは、
 「女性に、暴力を受けたことがあるかと尋ねれば『いいえ、そんなことはない』という返事が返ってくるだろうが、夫にぶたれるかと尋ねれば『はい』と答えるだろう」
と指摘する。

 女性の人権団体によるロビー活動が何年も熱心におこなわれているものの、中国政府による家庭内暴力を抑止するための法律の制定は進んでいない。

 不動産の財産権についても、既婚女性は2011年に大きな後退を経験した。
 この年、最高人民法院(最高裁に相当)は婚姻法の司法解釈を公布し、基本的に不動産は、家屋の証書に名前が載っている人物の所有物であることになった。
 中国では通常、夫の名前が記載される。

 2012年に行われた調査では、実際には家屋の購入に際しては、その70%に女性が貢献していたにもかかわらず、北京や上海、広州市、深セン市の不動産購入で女性の名前で登録されたものはわずか30%に過ぎなかった。

 北京に住む若い女性は、
 「結婚制度は基本的に男性に有利にできており、女性が傷ついても制度は女性の権利を守ってくれない」
と指摘。
 「最も合理的な選択肢は独りでいること」
と付け加えた。



サーチナニュース  2013/12/08(日) 13:43
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1208&f=national_1208_004.shtml

日本の少子化に「攻めずとも自滅してくれる」=中国版ツイッター

  ベネッセ教育総合研究所はこのほど、妊娠・出産に関する意識調査を発表した。同調査によれば既婚女性のうち子どもが欲しいと思っている人は56.9%にとどまった。
 中国の簡易投稿サイト・微博で調査結果が取り上げられ、中国人ネットユーザーから「喜び」の声が寄せられた。

  調査は、大都市圏に住む子どものいない25-45歳の未婚・既婚の男女4159人を対象に行われた。
 子どもを「ほしい」と答えたのは既婚男性では67.3%、既婚女性では56.9%だった。
 微天下(アカウント名)は、「このままでは大和民族が絶滅してしまう」と紹介した。

  中国のネットユーザーからは反日感情を反映してか、調査結果に対して喜びの声が続々と寄せられ、

  「攻めずとも自滅してくれるか」
  「大和民族の絶滅は、大和民族が唯一世界に貢献できることだ。ノーベル平和賞ものだ」

  などのコメントが殺到した。
 中国における反日感情の根深さが見て取れる。
 日本では少子化が問題になっているが、中国では一人っ子政策が行われてきたため、子どもを産みたくても1人しか産めないという夫婦は多かった。そのためか、

  「われわれは産みたくても産めないのに」

  と嘆くユーザーもちらほら。中国では一人っ子政策に違反して2人目の子どもを産むと高額の罰金を支払わなければならず、法律違反の妊娠が発覚すると強制堕胎させられるケースもあり、まさに「産みたくても産めない」人は多いと見られる。

  中国では「女性は結婚して、子どもを産まなければならない」という伝統的な観念が今でも非常に強いため、日本で約半数の既婚女性が子どもを望まないというのは信じられないことに違いない。
 日本では女性が子育てしやすいような環境整備が必要なのかもしれない。







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