2013年12月12日木曜日

中国、科学技術分野の研究開発費18兆円:日本の17兆円を上回り世界第2位へ

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●10日、最新の調査報告から、2013年の中国の科学技術分野における研究開発費が日本を上回り、世界2位になったことが明らかになった。写真は北京の研究所。


レコードチャイナ 配信日時:2013年12月12日 6時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80348&type=0

中国、科学技術分野の研究開発費が18兆円余りに
=日本を上回り世界第2位へ―英メディア

 2013年12月10日、中国の参考消息網によれば、最新の調査報告から、2013年の中国の科学技術分野における研究開発費が日本を上回り、世界2位になったことが明らかになった。

 英ロンドンで発行されているアラビア語日刊紙アルクドス・アルアラビの9日の報道によれば、世界最大の研究開発国は米国で、研究開発費は中国の3倍にも上るという。
 あるアナリストは、2013年に中国の科学技術分野での開発費は8.3%増加しており、2014年には14.1%増加する見込みだとしている。

 報告書は、2014年には中国の開発費は2040億ドル(約20兆8000億円)に、米国は6860億ドル(約70兆円)になると予測しており、中国が米国に追いつくにはかなりの期間を要すると見られている。
 なお、2013年の中国の研究開発費は1790億ドル(18兆2500億円)で、日本は1730億ドル(17兆6500億円)だった。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月13日 9時59分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80428&type=0

工業分野、核心的な部品を輸入に依存し過ぎ―中国


●10日、中国の工業分野は依然として生産能力が過剰で、多くの業界がキーポイントとなる部品や原材料の多くを輸入に依存し過ぎている。チップの90%は輸入に依存しており、毎年の輸入額は石油の輸入額を超えている。写真は中国の半導体関連製品工場。
 
 2013年12月10日、中国社会科学院は2014年版「経済青書」を発表し、中国の工業分野は依然として生産能力が過剰で、しかも多くの業界がキーポイントとなる部品や原材料の多くを輸入に依存し過ぎていると指摘した。
 チップの90%は輸入に依存しており、
 毎年の輸入額は石油の輸入額を超えている。
 中国新聞社が伝えた。

 これと同じような例は他の業界でも多く見られる。
 エンジンや油圧機器、制御技術などの核心的な部品に関しても中国の技術は不足しており、大部分を輸入に依存している。
 また、ハイエンド医療機器の70~80%は高額な輸入製品や外国ブランド製品が占め、検査費用高騰の原因となっており、患者の医療費負担増を招いている。

 産業構造の不均衡が多くの業界でハイエンド分野の生産能力不足を招くとともに、深刻な生産能力過剰の現象を引き起こしている。
 中国の各業界の2012年末現在の稼働率は、鉄鋼(72%)、セメント(73.7%)、アルミ(71.9%)、板ガラス(73.1%)、船舶(75%)となっており、国際的な水準を明らかに下回っている。
 こうした伝統的な産業だけでなく、太陽光発電や風力発電などの新興産業でも深刻な生産能力過剰に陥っており、多結晶シリコンの生産企業の稼働率は50%を下回っている。

 生産能力の過剰は大量の資源の無駄遣いを引き起こし、環境にも大きく影響を与えるだけでなく、企業間で悪性の競争を発生させ、企業の技術革新開発の原動力と能力を低下させるなど、産業全体の効率向上に影響を与えている。
 生産能力の過剰が経済運営の中の突出した矛盾や多くの問題の根源となっている。

 産業の外需や世界市場への過度の依存は、世界市場が不景気に陥ったり、保護貿易政策が採用された場合に大きな打撃を受けることになる。



サーチナニュース 2013/12/10(火) 10:55 
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1210&f=national_1210_010.shtml

【中国BBS】日本はなぜ中国のネガティブな面ばかり報じるのか



  日本で報道される中国に関するニュースは、深刻な大気汚染の問題や防空識別圏をめぐる問題など、どちらかと言えばネガティブな内容が多い傾向がある。
 そのためか、中国人ネットユーザーたちは、「日本人は中国の良い点を見てくれない」という不満を抱いているらしい。

  中国大手検索サイト百度の掲示板にこのほど、「日本での中国に関するニュースはすべてネガティブなものばかり」と主張するスレッドが立てられ、スレ主は
 「日本メディアの報道は、わが国の環境問題や格差問題、食品問題ばかりで、わが国に関する良い報道を見たことがない」
と主張した。

  確かに日本で報じられる中国のニュースの大半がネガティブな内容であることは間違いないと言えよう。
 しかし、それだけ中国にはネガティブな事件や問題が多いということでもある。
 ほかのユーザーたちの意見を見てみると、

●.「わが国に良いニュースなんてあるか?」
 
  など、中国には報道に値するような良いニュースはないのではないかというコメントが散見され、中国人ネットユーザーもよく分かっているようだ。
 一方、日本のメディアが中国のネガティブな面だけを報じることについて理解を示す意見も多く、

●.「わが国で日本に関する良いニュースを報道することがあるか?
●.「別に良いじゃないか。日中はお互いに悪く言い合う。これは昔からだ」
 
  と、お互い様だとのコメントも多かった。
 一般的に、ニュースになるような出来事はどの国でもネガティブな内容のほうが多いものだが、海外メディアは特に中国について悪意をもって報じているという勘ぐりもあり、

●.「海外には中国を専門に叩く組織がある。中国脅威論はこういう組織が出どころだ」

  という意見もあった。
 真偽のほどは不明であり、被害妄想的な意見だが、それだけ中国に関する悪いニュースは多いということだ。
 もちろん中国でも数々の美談はあるのだが、それを覆い隠してしまうほどネガティブな事件が多い。
 例えば、道端で倒れた人を助けた人が損害賠償目当てに訴えられるなどという事件が頻発する国は中国を除いて存在するだろうか。
 中国のネガティブな報道が増えるのは仕方がないと言えよう。



レコードチャイナ 配信日時:2014年1月13日 7時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81660&type=0

研究開発に力を入れる中国、GDP比率でEU加盟国平均を上回る―英誌

 2014年1月9日、英誌・ネイチャーによると、中国は研究開発に力を入れており、2012年に投入された資金は国内総生産(GDP)比率で欧州連合(EU)加盟国平均を上回った。
 10日付で中国・環球時報が伝えた。

 経済協力開発機構(OECD)が1月に発表した調査結果では、2012年に中国はGDPの1.98%を研究開発費に使っており、EU加盟国28カ国平均の1.96%を上回った。
 中国の研究開発費は1998年の約3倍に増えたが、EUはほとんど増加していない。
 中国は現在、製造業、情報、通信技術の発展に取り組んでいる。
 2020年にはGDPの2.5%を研究開発費に充てる計画だ。

 イギリスSussex大学のアナリスト、ジェームス・ウィルストン氏は、
 「中国は1976年になってようやく全体的な研究開発システムが作られるようになった。
 だが、現在は中国の研究開発規模の膨大さに驚くばかりだ」
と話す。
 アナリストらによると、中国が高速鉄道や太陽エネルギー、スーパーコンピューター、宇宙開発などの分野でいかに成功を収めようとも、中国の指導者は「中国にはイノベーションが欠如している」との不安を抱えているという。
 ウィルストン氏は
 「中国の指導者は、ノーベル賞受賞に匹敵するほどの成果か、アップルの携帯電話のような世界クラスの商品を求めている」
と指摘する。

 ただ、中国は応用研究と製品開発に重点を置いており、基礎科学の研究費用が占める割合は依然として低い。
 OECDの先進国平均比率は15~20%だが、中国はわずか5%しかない。
 さらに中国には、資金移動や評価システムに不透明な点が多いという問題も存在する。






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