2013年12月21日土曜日

日本の中国離れが鮮明に:日中貿易額は6.2%減少、訪日観光客1000万人を突破

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月19日 18時3分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80734&type=

1-11月の日中貿易額は6.2%減少―中国商務部

 2013年12月19日、中国商務部は定例プレスブリーフィングで、1-11月の貿易統計を発表した。
 沈丹陽(シェン・ダンヤン)報道官によると、
 日中間の貿易額は6.2%減少、
 中国本土と香港の貿易は19.8%増加した。
中国新聞社が伝えた。

 税関の統計によると、今年1-11月の全国の輸出入総額は23兆4300億元(約401兆円)で、為替要素を差し引くと前年同期比(以下同)7.7%増加した。
 このうち輸出は12兆4400億元(約213兆円)で8.3%増加。
 輸入は10兆9900億元(約188兆円)で7.1%増加
 。貿易黒字は1兆4500億元(約2億5000万ドル)で18.3%拡大した。
 11月の輸出の伸びは12.7%で、ある程度加速した。

沈報道官によると、1-11月の貿易には以下の特徴がある。

(1).対EU、米国、ASEAN貿易が好転
 対EU貿易は1.8%、
 対米貿易は7.6%、
 対ASEAN貿易は10.9%増加した。
 対日貿易は6.2%減少した。
 中国本土と香港の貿易は19.8%増加した。

(2).東部地域は輸出入が安定的に増加、中・西部地域は輸出が急増
 東部地域の輸出入は6.9%増加し、全体の86.4%を占めた。
 輸出を見ると中・西部地域の湖南省は26.3%、江西省は18.6%、河南省は17.9%、湖北省は17.9%増加し、国全体の伸びを大きく上回った。

(3).一般貿易が安定的に増加、加工貿易は伸びが減速
 一般貿易の輸出入は9.2%増の1兆9898億ドル(約207兆円)で、輸出入全体の52.8%を占めた。
 11月の一般貿易の輸出は12.7%増の2022億1000万ドル(約21兆円)で、初めて2000億ドルの大台を突破した。
 加工貿易の輸出入は0.8%増の1兆2307億1000万ドル(約127兆9000億円)で、全体の32.6%を占めた。

(4).機電製品の輸出が着実に増加、従来型労働集約型製品の輸出も好調
 機電製品の輸出は7.9%増の1兆1478億9000万ドル(約119兆3000億円)で、輸出全体の57.3%を占めた。
 ハイテク製品輸出は11.1%増の5992億7000万ドル(約62兆3000億円)。
 繊維製品、衣料品、カバン、靴、玩具、家具、プラスチック製品という7大労働集約型製品の輸出は11.1%増の4181億7000万ドル(約43兆5000億円)で、輸出全体の伸びを2.8ポイント上回った。
 11月に7大労働集約型製品の輸出は21.6%増加した。

(5).エネルギー・資源産品は輸入の量が増加し、価格は下落
 輸入商品価格は全体で0.7%下落した。
 一部のエネルギー・資源産品は輸入の量が増加し、価格が下落した。
 このうち鉄鉱石は10.9%増の7.5億トンで、1トンあたり0.7%下落の129.2ドル。
 石炭は15.1%増の2.9億トンで、1トンあたり11.7%下落の89.2ドル。
 原油は3.2%増の2.6億トンで、1トンあたり4.7%下落の778.5ドル。
 石油製品は1.5%増の3621万トンで、1トンあたり4.4%下落の798.1ドル。
 また、機電製品の輸入は7.6%増の7641億ドル、ハイテク製品の輸入は11%増の5075億ドルだった。

(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)



「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月20日
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2013-12/20/content_30958146.htm

 2013年の訪日観光客 初めて1000万人を突破

日本政府観光局はこのほど、2013年に日本を訪れる外国人観光客は初めて1000万人の大台を突破すると発表した。統計によると、12月18日までに日本を訪れた外国人観光客の数は992万人で、20日には1000万人を突破する見通し。

現時点の2013年に日本を訪れた外国人観光客の数は12年通年より156万人多い。円安、日本とアジア各国を結ぶ格安航空会社のフライト増加が後押ししたと見られる。7月、日本は東南アジア諸国向けの観光ビザの発行条件を緩和し、観光客は急増した。大幅に減少していた中国人観光客の数が徐々に回復していることも大きな理由である。


 日本は中国との経済貿易関係を縮小して、中国依存症からの脱出を計っている。
 これまで、中国貿易は国別のトップであったが、いまはアメリカより下がって2番目になっている。
 おそらくは旧来の2/3くらいを目指しているのだろうと思う。
 日本の経済が中国経済に組み込まれる危険性を回避するためであろう。
 いまはまだ、益をうむまでになっていないが、その減った部分を数年後あたりに非中国との経済関係で穴埋めしようとしている。
 それまでは中国貿易は減り続け、ガマンガマンの時代を過ごさねばならないことは十分承知の上になる。
 そのくらいの覚悟がないと、周辺諸国の開発に手を貸すなどということはできない。
 日本が中国離れを加速するなか、韓国は中国への傾斜を強めている。
 おそらく近いうちに中韓貿易は日中貿易を上回ることになるであろう。
 ということは、韓国は中国から逃れられない関係になり、その傘下に入るしか生きていく道がなくなる。
 日本はそれを嫌がっているから、中国離れをしているということになる。
 韓国は日本の替え玉みたいなものであるが、それで韓国に利があるのならそれもいいことだ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月25日
http://japanese.china.org.cn/business/txt/2013-12/25/content_30996648.htm

 中日関係の悪化、中韓貿易の発展を促す

 日本貿易振興機構(ジェトロ)がこのほど発表した統計データによると、今年1−7月の日本の対ASEAN投資額が113億ドルに達し、対中国投資額の2倍弱となった。
 しかしこれは、日本企業の中国市場に対する重要性に、根本的な変化が生じたことを意味するものではない。
 日本企業は今も中国市場を重視しており、日本経済の回復には中国が不可欠で、中日の経済・貿易関係の強化が中日関係の徹底的な破綻を回避するカギとなると判断している。
 日本企業は政府に対して、対中投資の支援を呼びかけている。
 24日付の香港紙『大公報』が伝えた。

 しかし日本の昨年の「島の購入」という騒動から、中日関係が悪化し、貿易にも影響が生じている。
 中国の税関当局の統計データによると、昨年の中日貿易額は前年比3.9%減となり、今年1−8月も前年同期比8.5%減となった。
 日本企業の対中投資額も減少している。
 ジェトロの統計データによると、日本企業の今年上半期の対中投資額は、前年同期比31.2%減の49億3000万ドルにとどまった。
 日本製品は中国で販売不振に陥っている。
 最も際立っているのは自動車・家電・携帯電話だ。
 これらの製品はかつて中国市場で優勢を占めていたが、現在は業績が著しく低迷している。

■中日関係の悪化、経済・貿易に影響

 中日貿易の低迷とは対照的に、中韓貿易は急成長の勢いを見せている。
 昨年の中韓貿易総額は4.4%増、今年1−8月は9.4%増となり、低迷する中日貿易とは対照的であった。
 注意すべきことは、中韓貿易と中日貿易の差が、近年縮小を続けていることだ。
 中日貿易額は2年前ならば、中韓貿易額を900億ドル超上回っていたが、昨年はこれが700億ドル余りに、今年1−8月は200ドル余りに縮小された。

 中韓両国は隣国で、1992年に外交関係を結ぶと、両国関係は全面的に深化した。
 特に2008年に戦略的パートナーシップを構築すると、両国関係はより急速に発展した。
 2010年より中韓貿易額は米韓・日韓貿易の総額を上回るようになり、中国は韓国最大の貿易相手国になった。
 韓国企業の2012年の対中投資額は33億7000万ドルに達し、韓国の対外投資の14.3%を占めた。
 中国もまた、韓国の主な投資先となった。

 中国の主な貿易パートナーのうち、中韓貿易の成長が最も著しい。
 中韓貿易額は20年間で2500億ドルを突破したが、中米貿易額はこれに27年間を、中日貿易額は30年間を費やした。
 日本は2001年に中国最大の貿易相手国となったが、その後米国に追い抜かれ、2番手となった。
 今や韓国は、日本を追い抜く勢いを見せている。

 特に朴槿恵大統領が今年6月に訪中してからは、中韓の各分野の交流と提携が、より深く全面的に急発展するようになった。

 中韓自由貿易協定の協議が加速されており、韓国企業の対中投資が目に見えて増加している。
 中韓両国の指導者は、2015年に中韓貿易額が3000億ドルを突破すると予想した。
 中日貿易が低迷を続ければ、韓国が数年内に中国第2の貿易相手国になる可能性もある。






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