2013年12月27日金曜日

中国国防部:防空識別圏に約800機の軍用機進入、それに対して51回のスクランブル

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●29日、参考消息網は記事「米メディア:日中防空識別圏を比較、自衛隊は人民解放軍よりよっぽど大変」を掲載した。中国防空識別圏策定から1カ月、他の国と地域の軍用機がのべ800回弱防空識別圏に進入したという。資料写真。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月26日
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2013-12/27/content_31023696.htm

 国防部:中国の防空識別圏に1カ月で約800機が進入

 26日に開かれた中国国防部の定例記者会見において、耿雁生報道官は
 「中国軍は偵察機・早期警戒機・戦闘機を51回(延べ87機)出動させ、
 東中国海の防空識別圏の効果的なコントロールを実施した
と表明した。

 耿報道官は記者の質問に回答し、
 「中国が東中国海の防空識別圏の設定を発表してから、中国軍は防空識別圏内の各種航空機の活動状況に対して、全面的なコントロールを実施した。
 12月22日現在、他国・地域の延べ800機弱の軍用機が、中国の防空識別圏内で活動したことを把握しており、23の国と地域の56社の航空会社が中国民用航空局に対して延べ2万1475機の飛行計画を提出した」
と語った。

 耿報道官は、
 「中国の空の安全の需要に基づき、中国軍は
 偵察機・早期警戒機・戦闘機を51回(延べ87機)出動させ、関連空域の定期的な巡航・警戒、および必要な緊急識別などの任務に向かわせた。
 中国は東中国海の防空識別圏を効果的にコントロールしており、空の異なる脅威に応じて異なる措置を講じ、国家の空の安全を守っている」
と述べた。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月30日 19時25分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81181&type=0

日中の防空識別圏で両国航空部隊が背負い込む負担、
自衛隊のほうが“よっぽど大変”―米メディア

 2013年12月29日、参考消息網は記事
 「米メディア:日中防空識別圏を比較、自衛隊は人民解放軍よりよっぽど大変」
を掲載した。

 中国の東シナ海防空識別圏策定から1カ月が過ぎた。
 27日、中国国防部は記者会見を開催し、この間の状況を発表した。
 他の国と地域の軍用機がのべ800回弱防空識別圏に進入したことを発表した。
 進入した軍用機の国籍などについては明らかにしていない。
 中国軍は定期巡回、スクランブルのためにのべ51回81機の戦闘機を出動させたという。

 一方、日本だが、防衛省の最新発表によると2013年7月から9月にかけ計193機の自衛隊機がスクランブル発進して他国の軍用機に対応している。
 その大半がロシアと中国。
 ロシア機への対応が103回、中国機が80回だったという。
 スクランブル回数で見ると自衛隊のほうがより負担が大きそうだ


 そういえば以前に、中国の巡視船が領海侵犯することによって日本を疲弊させている、といった記事があった。
 よく似た内容である。
 船が飛行機に代わった、ということである。






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