2013年12月25日水曜日

大気清浄行動計画の効果:昨年比で大気の質向上?、”有害銀霧”のメリークリスマス

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●23日、北京市環境保護局によると、暖房を利用する冬季に入った後も、北京市の大気の質は全体的に良好な状態が続いており、前年同期に比べ、四大汚染物質の濃度は約25%低下、重大汚染日の日数は50%減少したという。写真は北京市。


 「前年同期に比べ、
1].四大汚染物質の濃度は約25%低下、
2].重大汚染日の日数は50%減少した」
という。
 大気汚染対策の結果がいとも簡単にでるとはとても思えないのだが。


レコードチャイナ 配信日時:2013年12月25日 5時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80899&type=0

「大気清浄行動計画」の効果か、昨年比で大気の質向上―北京市

2013年12月23日、北京市環境保護局によると、暖房を利用する冬季に入った後も、北京市の大気の質は全体的に良好な状態が続いており、前年同期に比べ、四大汚染物質の濃度は約25%低下、重大汚染日の日数は50%減少したという。
 専門家は、
 「『大気清浄行動計画』の年度計画が効果を見せはじめ、また6省区市が共同で取り組んでいる石炭使用削減計画が極めて順調に進んでいることが伺える」
との見方を示した。
 人民日報海外版が報じた。

 北京市環境保護モニタリングセンターの統計データによると、11月16日から12月15日まで、北京市の大気汚染物質の種類別平均濃度(1立方メートルあたり、単位マイクログラム)はそれぞれ、二酸化硫黄(SO2)が28.5、二酸化窒素(NO2)が51.2、浮遊粒子状物質(PM10)が83.2、微小粒子状物質(PM2.5)が65.6で、前年同期比の減少幅は平均25%。
 年間を通して見た場合、今年のPM2.5の年平均濃度は1立方メートルあたり89.5―90マイクログラムに抑えられる見通し。

 北京市は今年、「大気清浄行動計画」を発表、重点任務を24項目に細分化して着実に実行してきた。
 現時点で、
★.「クリーンエネルギー車への転換」
★.「石炭利用の抑制」「排出削減」
★.「粒子状物質の削減」
といった今年度の任務は全て完了した。
 北京は来年、大気汚染の改善にいっそう力を入れる計画で、「大気中のPM2.5 濃度を約5%下げる」ことを初期目標に定めた。
 「北京市大気汚染防止条例(草案稿)」はすでに市人民代表大会常務委員会の第三審を通過しており、来年1月の市人民代表大会で正式に審議・採択される見通し。
 市政府が立法化することで、大気汚染改善措置の強制力・拘束力を高めることを狙っている。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月25日 19時29分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80941&type=0

メリー“灰色”クリスマス!
中国に広がるのは「銀世界」ならぬ「有害濃霧」―ネットユーザー


●25日、中国ネットユーザーは、「1度でいいからホワイトクリスマスを過ごしてみたいが、中国に銀世界は広がっていない。あるのは大気汚染により発生した有害な濃霧だけ。それでも、メリー灰色クリスマス!」とネットに書き込んだ。

 2013年12月25日、日本ではクリスマスムードが最高潮に達し、それに花を添える「ホワイトクリスマス」に憧れを抱く人も少なくないだろう。
 一方、中国でも近年クリスマスを過ごす人が増えているが、大気汚染はクリスマスにも影響し、ロマンチックなムードに浸るのも難しい。

 中国ネットユーザーの女の子は、
 「毎年クリスマスになると、雪を待ち望んでしまう。
 1度でいいからホワイトクリスマスを過ごしてみたい。
 みんなの方はどう?
 雪が舞い、銀世界が広がっているの?
 中国に銀世界は広がっていない。
 あるのは大気汚染により発生した有害な濃霧だけ。
 それでも、メリー・灰色クリスマス!」
と中国の現状を伝えた。


ロケットニュース24 2013/12/26
http://rocketnews24.com/2013/12/26/399893/

PM2.5汚染が深刻な中国上海が完全に世紀末 
/ 晴れの日の昼間だとは思えない

深刻な大気汚染問題を抱える中国。
 2013年12月26日、上海市でPM2.5の濃度がかなり高まった。

 現地晴れの日の昼間だというのに、オレンジ色の靄(もや)がかかり、まるで夕方!! セピア色のフィルタをかけたかのような、魔都っぷりを発揮しているのだ。

 この写真が撮影されたのは、上海市中心部の北側にある虹口(ホンコウ)区だ。
 サッカースタジアムやAKB48の姉妹グループSNH48の劇場がある地区である。

●・晴れた昼下がりの様子

 写真は、現地時間の12月26日13時台に撮影されたものだ。
 現地の天気は晴れ。
 しかし! その景色はオレンジ色にボンヤリと靄(もや)がかかり、まるで夕方!
 いや、世紀末だ!!

 よく上海はその歴史から「魔都」と呼ばれるが、妖気が漂ってきそうな景色は、まさに「魔都」という名がピッタリである。

●・汚染度は上から二番目の「重度の汚染」

 大気の観測データを発表している『全国城市空気質量実時発布平台』によると、現地時間26日13時現在の虹口区のPM2.5は1立方メートルあたり368マイクログラムで、汚染度は6段階のうち上から2番目の「重度の汚染」。
 24時間平均値は1立方メートルあたり192マイクログラムだ。

 日本の環境基本法では「人の健康の適切な保護を図るために維持されることが望ましい水準」として、1日平均値35マイクログラム / 立方メートル以下と定められている。
 数字だけ見てもとんでもない数値だ。

●・PM2.5の量は日によって異なる

 ただ、毎日、このような日々が続いているわけではない。
 青空が見える日もある。
 そんな日は、マスクをつけている市民の姿は少なく、PM2.5対応のマスクをつけていると逆に目立ってしまうほどだ。
 しかし、上海市民が「比較的良い」という日でも、日本の基準値よりは高いので、外出にはマスクをつけた方がいいだろう。

参考リンク:全国城市空気質量実時発布平台(中国語)
執筆:沢井メグ
撮影:Dr.K(Eng.)
Photo:Rocketnews24.

▼2013年12月26日13時台の上海虹口区(PM2.5は368マイクログラム/ 立方メートル)


▼12月23日に同じ場所で撮影したもの(この日のPM2.5は162マイクログラム/ 立方メートル)




レコードチャイナ 配信日時:2013年12月30日 5時7分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81125&type=0

中国の大気汚染、近隣諸国を悩ませるも政治的緊張で各国間の協力できず―米紙


●25日、中国の深刻な大気汚染は周辺国にも影響を及ぼしているが、アジアでは政治的な緊張が続いているため、各国間の協力ができずにいる。写真は中国の農村部で使用されている石炭。

 2013年12月25日、米紙ニューヨーク・タイムズは、中国の深刻な大気汚染は周辺国にも影響を及ぼしているが、アジアでは政治的な緊張が続いているため、各国間の協力ができずにいると指摘した。
 27日付で参考消息(電子版)が伝えた。

 専門家は
 「中国の大気汚染は東向きの気流に乗って韓国や日本へ向かい、
 一部は最終的に米国西海岸にまで到達する
と指摘。
 当然のことながら、その他の国でも汚染物質は発生しているため、中国からの汚染物質が加わって現地の汚染状況をより悪化させることになる。
 これらの国では影響を危惧しているものの、アジアでの政治的な緊張が、各国が協力して広域的な解決方法を探ることを困難にさせている。

 香港教育学院で環境分野の研究をしているハリス教授は
 「中国の大気汚染の影響を直接受けているのは周辺国だが、その他の分野における中国との関係と同様、これらの国ができることは限られている
と指摘。
 米ホーリー・クロス大学政治学部のキャス副教授は
 「欧州では1970~80年代に国境を超えた大気汚染を軽減する対策の実施に成功したが、アジアではまだ広域での協力体制ができていない」
と話した。

 火力発電所や工場による石炭の燃焼、車の排気ガスなどにより、中国からは大量の二酸化硫黄や一酸化窒素、水銀、微粒子物質が排出されている。
 これらは世界の気候変動に大きな影響を与えているだけでなく、中国自身や近隣諸国の人々の健康に対する不安を引き起こしている。


レコードチャイナ 配信日時:2014年1月6日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81347&type=0

深刻な大気汚染、2013年は平均6~7日に1回―北京市


●3日、北京では13年に深刻な大気汚染が平均6~7日に1回あったことが分かった。写真は13年11月の天安門広場。

 2014年1月3日、新華社によると、北京市環境保護局環境保護モニタリングセンターの張大偉(ジャン・ダーウェイ)主任は2日に行われた記者会見で、2013年の北京の5、6級の
 「深刻な汚染の日数」は累計が58日間で、年間に占める割合が15.9%だとし、
 「これは平均6~7日ごとに1回の深刻な汚染の過程であることを説明している」
と語った。

 2013年は北京市が正式にPM2.5の監視測定を行う元年にあたり、環境大気質の「新しい国家基準」を実行する1年目でもあった。

 張主任は、北京のPM2.5は全体的に「南高北低」が現れており、東南と南西の境界地域の濃度レベルが全市で最も高く、南部と市街区全体は濃度が2番目に高い地域で、北部地域が全体的に比較的良いと指摘している。
 また、車の排気ガスのPM2.5の濃度に対する影響が明らかで、環状道路に配置された5つの「トラフィックモニタリングステーション」におけるPM2.5の濃度の平均値は全市の平均水準に比べて15%高かったと強調した。

(提供/新華網日本語版・翻訳/方芸暁・編集/TF)

 つまり北京では1週間に少なくとも一日は
 「北京では1週間に一日は深刻な汚染の日」
になるということのようである。






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