●4日、環球時報によると、安倍政権はアフリカ諸国を支援することで、同地区で影響力を増している中国に対抗しようとしている。写真は中国が支援し建設されたタンザニアの鉄道。
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レコードチャイナ 配信日時:2014年1月4日 20時42分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81319&type=0
中国を「目の敵」にする日本、アフリカへの巨額投資は、存在感増す「中国」に対抗するため―日本メディア
2014年1月4日、環球時報によると、安倍政権はアフリカ諸国を支援することで、同地区で影響力を増している中国に対抗しようとしている。
日本メディアは3日、安倍首相が今月9日からアフリカや中東諸国を歴訪すると報道。
アフリカの訪問国は、コートジボワール、モザンビーク、エチオピアの3カ国。
日本政府はアフリカ諸国を訪問し、外交関係の強化と資源を確保する狙いがある。
さらに、同地区で施設の建設などを支援し、アフリカに経済特区を設け日本企業の市場開拓をバックアップ。
同時にアフリカに巨額投資することで、同地区で存在感を増す中国に対抗する意味もあると日本メディアは指摘している。
このほか、安倍首相が2014年早々からアフリカを訪問するのは、中国の王毅(ワン・イー)外相が6~11日にかけアフリカ4カ国を訪問することを受けたものと日本メディアは伝えている。
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朝鮮日報 記事入力 : 2014/01/07 10:20
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/07/2014010701147.html
中・日が新年早々アフリカで激しい外交戦
日本の安倍晋三首相は今年初の外遊先として、アフリカを選んだ。
資源を確保すると同時に、日本企業の市場開拓を積極的に支援することが狙いだ。
安倍首相は9日から15日にかけ、中東のオマーン、アフリカのコートジボワール、モザンビーク、エチオピアを訪問する。
これに先立ち、中国の王毅外相は6日から11日にかけ、エチオピア、ジブチ、ガーナ、セネガルを訪問する。
王外相は今回のアフリカ歴訪で、経済協力だけでなく、テロ組織情報の共有など安全保障、軍事協力も強化する構えだ。
両国が年明け早々からアフリカで外交戦を展開するのは、アフリカが両国の経済と安全保障に大きな影響を与えるためだ。
中国は、変化する国際秩序の中で米国、日本などと争うためには、アフリカの支持が必要だ。
アフリカ各国は植民地支配を受けた経験があるため、米国などに反感を抱くケースが少なくない。
日本も資源確保と同時に、安倍首相が掲げる積極的平和主義に友好的な勢力を確保するため、アフリカ攻略に乗り出した。
現在アフリカでは、中国の影響力が日本を上回る。
中国が長年アフリカを重視してきた結果だ。
中国の外相によるアフリカ訪問は、1991年から24年続いている。
中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所の張宏明副所長は「アフリカは原油、レアメタル、木材など中国が必要とする資源の主な供給源だ。
中国の発展戦略にとって重要な位置を占める」と指摘した。
アフリカ攻略で先行した中国は、2009年に米国を抜き、アフリカ最大の貿易相手国に浮上した。
中国の原油輸入先を見ても、サウジアラビアに次ぐ2位はアフリカのアンゴラだ。
中国英字紙チャイナ・デーリーによると、12年に中国企業がアフリカで受注した建設工事は408億ドル(約4兆2800億円)で、09年に比べ45%増えた。
アフリカ進出で中国に後れを取った日本は、大胆な経済支援策を表明する予定だ。
6日付日本経済新聞によれば、安倍首相は今回の歴訪で、モザンビークの鉄道建設に5年間で600億-800億円の借款を供与することを表明する。
安倍首相は鉄道建設と関連づける形で、日本企業がモザンビークのレアアース、レアメタルなどの開発に参入できるよう支援していく計画だ。
日本は尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる領土紛争で、中国にレアアースの対日輸出を規制された経験を持っており、代替輸入先を探っている。
安倍首相はエチオピアの地熱発電所建設にも100億円の借款を供与する方針だ。
中国は日本のアフリカ進出を警戒している。
安倍首相は昨年6月、横浜で開かれたアフリカ開発会議にアフリカ40カ国余りの首脳を招き、今後5年間に官民合同で3兆3000億円の経済開発支援を行うと表明した。
中国人民解放軍の機関紙、解放軍報は当時
「日本が歴史問題で周辺国と対立する一方で、カネをばらまいている」
と非難した。
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レコードチャイナ 配信日時:2014年1月9日 7時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81493&type=0
2014年の“日中外交戦”、最初の舞台はアフリカに―韓国紙
●7日、韓国・朝鮮日報 (中国語サイト)によれば、日本の安倍晋三首相が2014年最初の訪問先としてアフリカを選択した。アフリカは日中両国の経済や安全面で大きな影響力を持つ地域である。
2014年1月7日、韓国・朝鮮日報 (中国語サイト)によれば、日本の安倍晋三首相が2014年最初の訪問先としてアフリカを選択した。
資源確保と日本企業の市場開拓を積極的に支援することが目的で、1月9~15日の日程で中東のオマーンを経由して、コートジボワールやモザンビーク、エチオピアを訪問する。
しかし、これに先立って中国の王毅(ワン・イー)外交部長が6~11日の日程でモザンビークを皮切りに、ジプチ、ガーナ、セネガルなどのアフリカ諸国訪問を予定しており、これを機にアフリカの国々との経済面における協力関係を強め、テロ組織に関する情報を含めた安全・軍事面での協力関係も深めようとしている。
新年早々、アフリカが日本と中国の“外交戦”の舞台となったのは、日中両国の経済や安全面で大きな影響力を持つからである。
仮に中国が米国や日本を相手に国際秩序の再編を繰り広げようとしているならば、アフリカの支持は不可欠となる。
多くのアフリカの国々は植民地時代を経験しており、米国などの国に対して反感を抱いている。
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レコードチャイナ 配信日時:2014年1月9日 20時14分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81583&type=0
中国報道官「アフリカで中国に対抗する?
悪だくみは成功しない」―中国メディア
2014年1月8日、国際在線によると、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は同日の定例記者会見で、
「仮にアフリカで中国に対抗しようとする国があるなら、それは計算違いだ。
悪だくみは成功しないだろう」
と述べ、中国とアフリカ諸国の関係の強さを強調した。
記者の
「王毅(ワン・イー)外相がアフリカ訪問中だ。
日本にらみとの指摘もあるが、中国はどう対応するか」
との質問に答えたもの。
華報道官は
「誰の発言かは分からないが、中国とアフリカの歴史、現状を理解していないものだ。
中国とアフリカは数十年にわたり友好関係を維持している。
中国は『真、実、親、誠』の原則に基づき、アフリカの発展と平和に貢献してきた。
中国外相は例年、年明けにアフリカを訪問する。
中国外交の数十年にわたる良き伝統だ」
と語った。
さらに、
「仮にアフリカで中国に対抗しようとする国があるとすれば、それは計算違いをしている。
悪だくみは成功しないだろう。アフリカの人々の福祉を向上させることに心を砕き、ゆがんだ考えを持たないことだ」
と話した。
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レコードチャイナ 配信日時:2014年1月9日 20時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81549&type=0
アフリカ舞台の日中外交戦、「中国への対抗は実現不可能」―中国外交部
2013年1月8日、人民日報(電子版)によると、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は定例記者会見で、中国の王毅(ワン・イー)外交部長のアフリカ訪問は日本をけん制する狙いとする一部専門家の意見について回答した。
記者:
王外交部長のアフリカ訪問は日本をけん制するためのものとする声が、一部の専門家から出ているが。
華報道官:
どの専門家がそのように述べたかは知らないが、そう話したとするなら、中国とアフリカの歴史と現状に対する認識がともに不足している。
中国とアフリカの友好関係は数十年間変わっていない。
中国は常に「真、実、親、誠」の原則に従い、アフリカ諸国との関係を発展させてきた。
中国はアフリカ諸国の平和と発展にできる限りの貢献をしている。
中国からの誠実で無私の援助は、アフリカ諸国の経済・社会の発展に積極的に寄与している。
アフリカ諸国からも歓迎され、高い評価も受けている。
中国の外交部長が年初にアフリカを訪問するのは長年の良い伝統だ。
中国がアフリカを一貫して重視していることの表れでもある。
各国がアフリカと協力を進める際には、開放的な態度で臨み、アフリカの平和や安全保障、発展などの分野で積極的かつ建設的な役割を果たすことを期待している。
しかしながら、もし、ある国がアフリカ諸国を利用し中国に対抗しようと思うなら、それは計算違いであり、実現できないだろう。
アフリカとの協力においては、まず気持ちをアフリカ諸国民の福祉向上に傾けるべきで、ゆがんだ考えを持つべきではない。
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レコードチャイナ 配信日時:2014年1月11日 10時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81642&type=0
「地球儀外交」掲げる安倍首相、アフリカ訪問の4つの目的とは―中国メディア
2014年1月10日、中国日報網は「地球儀外交で中国に対抗?安倍首相がアフリカを訪れる4つの目的」と題する記事を掲載した。
以下はその概要。
日本メディアによると、安倍首相は9日午前、東京の羽田空港から中東、アフリカ諸国の歴訪へと旅立った。
安倍首相は「アフリカは日本にとってフロンティアといえる」とし、「今年も地球儀を俯瞰(ふかん)する戦略的な外交を展開していきたい」と述べている。
では、アフリカを訪問する目的とは何なのか。
★.まず、10億人のアフリカ市場が挙げられる。
ある調査によると、アフリカの国の中で、1日の収入が4~20ドル(約420~2100円)の中間富裕層が過去1年間に60%以上増加し、3億5000万人に達した。
富裕層はさらに増え続け、消費市場も拡大を続けている。
★.次に、サハラ砂漠以南の資源を獲得することだ。
この地域の石油や天然ガス、レアアースなどの埋蔵資源は豊富で、将来的な自動車の主要な動力となる燃料電池に必須のプラチナの埋蔵量も世界の90%である。
★.第3は、中国と対抗することだ。
2011年の数字から見ると、日本とアフリカの貿易額は278億ドル(約2兆9000億円)なのに対し、中国とアフリカは1386億ドル(14兆5000億円)と5倍近くで、すでにアフリカ最大の貿易相手国となっている。
日本はアフリカの対外貿易総額のわずか2%しか占めておらず、アフリカ市場でどのように中国を抑え込むかが重要な課題となっている。
★.第4の目的は、国連の常任理事国入りへの票集めだ。
日本の首相官邸は「54のアフリカ要は日本の常任理事国入りに重要な力となる」と話している。
このため、経済と外交の2つの領域での協力により、アフリカの国々の支持を取り付けたい構えだ。
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