2013年11月27日水曜日

中国防空識別圏(10):公海上では防空識別圏内でも飛行を制限されることはない

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米軍機が"防空識別圏"飛行、中国へ事前通告なし

 公開日: 2013/11/26
アメリカ国防総省は26日、中国政府が東シナ海に設定した防空識別圏内にB-52爆撃­機2機を飛行させたことを明らかにしました。中国側への事前通告はなかったということ­です。


JB Press 2013.11.27(水)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39288

防空識別権の名を借りた中国の領空拡大を許すな
中国に怯え誤った行動に出た日本航空、全日空

11月23日、中国国防省は東シナ海上空に防空識別圏を設定したと発表した。発表には防空識別圏設定に関する声明と規則を定めた公告も含まれ、同日午前10時(日本時間11時)から施行された。

中国空軍は早速、TU154情報収集機、Y8電子偵察機を尖閣諸島の北約40キロまで飛行させ、防空識別圏を巡航させたことを表明した。

■防空識別圏なら問題ない、しかし領空なら全く別

この防空識別圏には沖縄県の尖閣諸島も含まれ、我が国の防空識別圏とも重複する部分が多い。
同日、外務省の伊原純一アジア大洋州局長は中国の韓志強駐日公使に電話で厳重抗議した。
米政府も同日、中国に外交・軍事ルートで強い懸念を伝え、素早い対応を示した。

メディアも一斉に取り上げた。だが、不意打ちをくらったせいか、的外れの議論が多い。
今回の中国の動きに関し、何が問題で、何が譲れないかを明確に整理しておく必要があるだろう。

新たに設定した中国の防空識別権が日本の防空識別圏と重複しているのが問題なのではない。
また「我が国の固有の領土である尖閣諸島の領空を含むもので、全く受け入れられない」という抗議も、厳密に言えば正確ではない。

問題は、公海上に設定した防空識別圏が中国の管轄権が及ぶような空域になっていることである
つまり防空識別圏とは言いながら、あたかも領空のような空域を設定し、国際法で認められた公海上空の飛行の自由を妨げていることなのである。

しかもその中には我が国の領空(尖閣諸島)が含まれており、尖閣諸島の領空があたかも中国の領空であるかのごとき設定をしていることである。

中国国防省の公告に拠ると、
防空識別圏は中国国防相が管理する」としたうえで「圏内を飛行する航空機は飛行計画を中国外務省または航空当局に提出する義務
を負わしている。
また「圏内の航空機は、国防省の指令に従わなければならない」とし
指令を拒み、従わない航空機に対し、中国は防御的な緊急措置を講じる
と明記している。

これは、国際法上の一般原則である公海上の飛行自由の原則を不当に侵害するものであり看過できない。

中国高官は
「防空識別圏を設けるのは、日本人の特権ではない。私たちも設定することができる」
と語っている。
そのとおりであるが、今回設定したのは、防空識別圏の名を借りた中国の「管轄空域」だと言っていい。

そもそも防空識別圏とは排他的且つ絶対的な主権の及ぶ領空に近づいてくる国籍不明機が敵か味方かを区別するために、領空の外側に設けた空域である。

国際法上の規定はなく、各国はそれぞれ国内法で独自に定めている。
だが当該国の管轄権が認められるわけではない。
従って公海上である限り、防空識別圏内であっても外国機が何ら飛行を制限されることはない。

■日本航空や全日空の対応は不必要

国境を接する国では相互に調整のうえ、相手の領域内に設定している国もある。
従って重複しているから問題だ、あるいは隣国の領域が入っているから問題といったことは的外れと言える。

日本の場合、占領軍が線引きした防空識別圏をそのまま受け継いでいるわけであるが、防衛省の訓令でこれを規定し、そして国際社会に公開している。

防空識別圏の根拠が法律でなく、内規の訓令に過ぎないことからも分かるように、他国の航空機に対して何ら義務を課すものではなく、自衛隊に対し対領空侵犯措置の基準として示したものにすぎない。

日本の防空識別圏はAIPで公表され、防空識別圏に入る航空機には事前に飛行計画を求めている。
だが、これすら義務ではなく、自発的協力ベースである
これまで近隣諸国の軍用機が通報してきたことはほとんどない。

(AIP[aeronautical information publication]: ICAO[国際民間航空機関]の勧告に基づき各国が発行する航空機の運航に必要な情報が記載された刊行物)

日本の防空識別圏は、民間機に対し飛行計画を求めていると報道しているメディアもあるが、これも誤りである。
民間機については、ICAO(国際民間航空機関)により各国のFIR(Flight Information Region: 飛行情報区)が設定されており、民間機の飛行情報は各FIRが管理している。

FIRは航空交通の円滑で安全な流れを考慮して設定されたものであり、日本周辺は防空識別圏より広い範囲が設定された「福岡FIR」が管轄し、民間機の飛行計画を掌握し、航空機の航行に必要な各種の情報の提供などを行っている。
(地図はこちら)
情報区(FIR)及び管制部管轄空域

自衛隊は防空識別圏を飛行する民間機の飛行計画をFIRから入手して照合することにより、彼我識別を実施するわけであり、自衛隊から民間機に対し事前に飛行計画を要求しているわけではない。

今回の件を受け、全日空や日本航空は、早速この防空識別圏を通過する台湾便などの運航で中国当局に飛行計画を提出したという。
中国当局は、こういった民間機の情報は上海FIRを通じて得ているはずだし、全く不必要な過剰反応と言える。

結果的に中国の不当な行動に加担することになったのは極めて残念である。

■中国の狙いは米軍・自衛隊の接近拒否/領域拒否

中国外務省の秦剛報道官も
「外国の民間航空機が防空識別圏内を飛行する自由はいかなる影響も受けない。
識別圏は正常に飛行する国際民間航空を対象としたものではない」
と述べている。
また26日、国土交通省からも「従来通り」のお達しが下されている。

今回の防空識別圏という名の「管轄空域」の設定は、中国による力を背景とした現状変更の試みであるのは間違いない。

「現状を一方的に変更し、事態をエスカレートさせ、不測の事態を招きかねず非常に危険」
と安倍晋三首相は述べている。
またチャック・ヘーゲル米国防長官は
「地域の現状を変更し、不安定化させる試みだ。一方的な行動は誤解と誤算の危険性を増大させる」
と非難している。

中国が声明どおりの行動を取れば、東シナ海上空の航行の自由は制限され、米軍・自衛隊の警戒監視活動や共同作戦、あるいは米軍単独の軍事行動が妨げられる。
まさに「接近拒否/領域拒否」そのものである。

楊宇軍報道官は
「国際社会のルールにのっとったものであり、中国が自衛権を行使するために必要な措置だ」
と述べる一方、「準備が整い次第、他の防空識別区を順次設置する」と述べ、南シナ海でも同様な防空識別圏を設定する用意があることを示唆している。

南シナ海では「9ダッシュライン」で囲まれる南シナ海の約9割の領有権を主張し、実効支配を強めている。
今回、東シナ海上空を事実上、自国の領空として実効支配に乗り出したが、これを許すと第1列島線内が、事実上中国の領域となる。
シーレーンを依存する我が国としては死生存亡がかかる。

台頭する中国に対し、国際規範を守り、責任ある利害共有者として誘導していくという関与政策は、唯一無二の対中国政策である。
だが、関与政策には長い年月を要すため、独善的で邪な誘惑に駆られないよう、状況がどう転んでも対応できる備えヘッジ戦略が欠かせない。

今回の事例はまさにヘッジの時であり、今後の関与政策の試金石となろう。
米国、韓国、豪州、台湾、東南アジア諸国など、共通の国益を有する国が協力、連携し、スクラムを組んで、防空識別圏の撤回を迫ることが強く求められている。

織田 邦男 Kunio Orita 元・空将
1974年、防衛大学校卒業、航空自衛隊入隊、F4戦闘機パイロットなどを経て83年、米国の空軍大学へ留学。90年、第301飛行隊長、92年米スタンフォード大学客員研究員、99年第6航空団司令などを経て、2005年空将、2006年航空支援集団司令官(イラク派遣航空部指揮官)、2009年に航空自衛隊退職。



ロイター 2013年 11月 27日 06:28 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9AP07B20131126?rpc=188

尖閣諸島めぐる日中対立、外交的に解決すべき=米ホワイトハウス



[ロサンゼルス 26日 ロイター] -
米ホワイトハウスのアーネスト報道官は26日、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり日中が対立していることについて、外交的に解決すべきとの見解を示した。

報道官は記者団に対し、中国が尖閣諸島上空周辺を含む東シナ海に防空識別圏を設定したことについて
「不必要に対立をあおる」
とした上で、
「こうした問題は脅しや対立を激化するような表現を通じて対処すべきではなく、外交的な解決が可能でありそうすべきだ」
と述べた。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月27日 10時36分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79700&type=0

東シナ海での「実力を誇示」!?
米爆撃機・B-52、中国防空識別圏を飛行―米メディア


●26日、米「ウォール・ストリート・ジャーナル」は米政府関係者の証言を紹介し、同国の爆撃機・B-52が中国の防空識別圏を通過したと報道した。写真はB-52

2013年11月26日、米「ウォール・ストリート・ジャーナル」は米政府関係者の証言を紹介し、同国の爆撃機・B-52が中国の防空識別圏を通過したと報道した。
27日付で新華社通信が伝えた。

報道によると、2機の爆撃機はグアムから飛び立ち、25日午後7時ごろ(ワシントン時間)に中国の東シナ海の防空識別圏に進入。
爆撃機に武器は装備されておらず、中国の防空識別圏を飛行したのは、この2機だけだったという。
同空域の飛行に関して詳細は分かっていないが、米国は爆撃機を中国の防空識別圏で飛行させることで実力を誇示していると指摘する中国メディアも見られている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月27日 12時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79701&type=0

米爆撃機による防空識別圏飛行は日中双方への警告を意図―米国務省元高官


●27日、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏を、米空軍のB52戦略爆撃機2機が飛行したことについて、米国務省の元高官は「今回の飛行は、中国への警告だけでなく、日本に対する警告の意図もある」との見解を示した。写真は米空軍B52戦略爆撃機。

2013年11月25日(北京時間26日午前)、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏を、米空軍のB52戦略爆撃機2機が飛行した。
米国務省の元高官は
「今回の飛行は、中国への警告だけでなく、日本に対する警告の意図もある」
との見解を示した。
香港フェニックステレビ(鳳凰衛視)が27日付で伝えた。

米国防総省は、今回の飛行は以前から計画されていた訓練の一環で、飛行空域は公海上であるとの見解を示している。
米国務省の元高官は
「米軍の行動の意図は
①.中国に対する警告だけにとどまらない。
②.日本による単独行動に注意を呼び掛けるものでもある」
との見解を示した。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月27日 9時1分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79685&type=0

「米国を本気にさせてしまった」米爆撃機の防空識別圏飛行に対する中国人の反響―中国


●26日、米ラジオ局ボイスオブアメリカ中国語版は、米軍の爆撃機が中国の策定した東シナ海の防空識別圏を訓練飛行したと報じた。中国メディアは現時点では報じていないが、中国ネットユーザーは敏感に反応している。画像は中国策定の防空識別圏。

 2013年11月26日、米ラジオ局ボイスオブアメリカ中国語版は、米軍の爆撃機が中国の策定した東シナ海の防空識別圏を訓練飛行したと報じた。

 米国防総省によると、25日夜(米東部時間)、米軍の爆撃機が尖閣諸島付近で通常演習を実施した。
 米メディアによると、飛行したのはB-52が2機。
 同空域は中国が策定した防空識別圏内で、事前申請なしに飛行した場合には強硬手段をとると警告されていたが、米軍機は事前申請なしに飛行。
 中国側からの照会は受けなかったという。

 中国メディアはまだこのニュースを報じていないが、ソーシャルメディアでは海外メディアの記事が翻訳、紹介されている。

 ネットユーザーの書き込みを見ると、
●.爆弾などを搭載しなかった、護衛の戦闘機がついていなかった、飛行したのが旧式のB-52だったことを挙げ、米国は腰が引けている
と皮肉る意見。
●.許しがたい挑発だとの怒りの声。
●.米国はツラの皮が厚すぎるなどと当てこする声。
●.米軍が中国の防空識別圏に侵入したなら中国は日本の防空識別圏に侵入しかえせなどと強硬な意見が多い。

 一方でわずかながらも
 「中国の一連の行動が米国を本気にさせてしまった」
のではと懸念する書き込みもあった。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月27日 14時48分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79719&type=0

「米国の火遊び」=中国国営メディア、米爆撃機の防空識別圏進入を批評―中国


●27日、新華社通信は公式ミニブログで海外メディアの報道を引用し、米国の爆撃機B-52が中国の防空識別圏に進入したと伝え、「米国は火遊びをしている」と批評した。資料写真。

2013年11月27日、新華社通信は公式ミニブログで海外メディアの報道を引用し、米国の爆撃機B-52が中国の防空識別圏に進入したと伝えた。

海外メディアの報道によると、爆撃機2機はグアムから飛び立ち、25日午後7時ごろ(ワシントン時間)に中国が東シナ海に設定した防空識別圏に進入。爆撃機に武器は装備されておらず、戦闘機の護衛もなかった。

米国防総省によると、米軍機は事前申請なしに飛行。中国側からの照会は受けなかったという。これに対し欧米の専門家は「米国の行為は日本を支持するというサインだ」と分析している。新華社通信は海外メディアの以上の報道を伝えた上で、「米国は火遊びをしている」と批評した。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月27日 13時54分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79710&type=0


米軍機の防空識別圏飛行で米報道官に質問が集中=「緊張を高めることになるのでは?」―中国メディア


●27日、鳳凰網によると、米空軍のB52戦略爆撃機2機が26日、中国の防空識別圏を飛行したことについて、米国国務院のサキ報道官に各国の記者から質問が集中した。

 2013年11月27日、鳳凰網によると、中国の防空識別圏の設定に対して米国が強い関心を示す中、米空軍のB52戦略爆撃機2機が26日、中国の防空識別圏を飛行した。
 これについて、米国国務院のサキ報道官に各国の記者から質問が集中した。

香港メディア:「世界20カ国が防空識別圏を設定しているが、中国はなぜ設定してはならないのか」
サキ報道官:「すでに表明しているように、我々は中国が一方的に東シナ海の現状を変えようとしていることに強い関心を持っている」

香港メディア:「現状を変更するということについて言えば、数カ月前、日本が尖閣諸島(中国名:釣魚島)に巡視船を派遣し、尖閣諸島の主権をアピールする映像を公表している。
 その時、米国はどうして関心を示さなかったのか」
サキ報道官:「今日は一切、歴史の分析はしない」

ロイター記者:「米国がこのような形で干渉することは、地域の緊張を高めることになるのでは?」
サキ報道官:「それは、あなたが分かっているはずだ」

AP通信記者:「戦闘機の派遣は必要だったのか。
 挑発行為ととられても仕方ないのでは?」
サキ報道官:「この問題についてさらに論じることはない」



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月27日 22時7分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79709&type=0

米爆撃機の防空識別圏進入、
「政府の無反応、国民は悲しい」「抗議だけでは許されない」―中国版ツイッター


●27日、米軍の爆撃機が中国の防空識別圏内を飛行したことに中国のネットでは反米的な書き込みが多く見られたが、反応がない中国政府にいらだちを覚える意見も少なくなかった。写真は中国ネットの関連画像。

2013年11月27日、海外メディアは報道で、米ワシントン時間25日午後7時ごろ、米軍の爆撃機・B-52が中国の防空識別圏内を事前申請なしに飛行したと伝えた。
このニュースに中国のネットでは反米的な書き込みが多く見られたが、反応がない中国政府にいらだちを覚える意見も少なくなかった。
以下は中国版ツイッターに寄せられた代表的なコメント。

●.「屈辱は平和を生まない。
 力を持ってこそ、力のある者に対抗できる」
●.「米国の行為は国際社会で中国のメンツをつぶすようなものだ」
●.「中国の実力はまだ十分とはいえない。
 正面衝突は得策ではない。
 発展し力がついた時に反撃しても遅くはない」
●.「防空識別区は領空ではないため、攻撃はできない。
 それに、今の中国では米国に太刀打ちできない。
 その上戦地は中国で米国に有利だ。
 中国は経済戦で米国を打ち負かすべきだ」

●.「なぜ海外メディアの引用ばかりなんだ?
 中国のメディアはなぜ黙っている!」
●.「恥さらしだ。
 防空識別圏まで設定したのになぜ侵入を阻止しなかった!
 レーダーが反応しなかったとでもいうのか?」
●.「これはあからさまな挑発だ。
 中国人の決意と勇気を試している。
 政府の回答が国民を失望させないことを祈る」
●.「政府は不動産価格を下げ、国民の生活を早く改善する必要がある。
 でなければ、米国に勝てるわけがない」
●.「問題は中国が何の反応も示していないことだ。
 国民は悲しんでいる」
●.「多額の費用を空軍に投じているのに、肝心な時に役に立たなくてどうする!」
●.「中国の尊厳にかかわる問題だ。
 記者会見で抗議して終わりは許されない」


公海上空に周辺国との協議もなく勝手に
 「ここへはいるな!、入るなら事前に通告せよ」
と言っても、それは常識的に社会通念的にみとめられないだろう。
家の前の道に勝手に関所をもうけて通行税を取るみたいなものだ。
それはなかなか周辺の家々が承諾することにはならないだろう。
防空識別圏を設定してそれを手柄にしたのはよいが、対応を考えなかったようで、それが逆に国民の不満を煽ることになってしまっている。
長い目でみれば中国に利をもたらすこともありえるが、
 果たして近視的には中国にとってよかったことなの
かどうか
民衆の不満な種を一つ大きく育ててしまった
ことにもならないだろうか。
アメリカは嫌がらせで、繰り返しこういう行為をするかもしれない。
そのたびに中国国内での不満が高まっていくことにもなる。
つまり、
防空識別圏を設定は中国は弱点を自ら作ってしまった
ことにならないだろうか。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月28日 9時3分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79740&type=0

米爆撃機の進入、「一部始終を監視、管理・コントロールできる」
=中国防空識別圏―中国国防部


●28日、新華社通信の報道によると、中国国防部の耿雁報道官は27日、中国が東シナ海に設定した防空識別圏に米軍爆撃機が進入したことについて質問に答えた。資料写真。

2013年11月28日、新華社通信の報道によると、中国国防部の耿雁(グン・イエン)報道官は27日、中国が東シナ海に設定した防空識別圏に米軍爆撃機が進入したことについて質問に答えた。

記者は
ワシントン時間25日夜に米爆撃機B-52が中国の東シナ海防空識別圏に進入し、釣魚島(尖閣諸島)区域を飛行したと報道されているが、中国側はどのように反応したか
と質問。

これに対し、耿報道官は
米軍機は北京時間26日午前11時から午後1時にかけ、中国の東シナ海の防空識別圏を飛行した。
 これに対し中国軍は一部始終を監視し、米軍の爆撃機であると即時に識別した。
 中国は東シナ海の防空識別圏で活動する航空機を逃さず識別する。
 中国は関連区域を管理・コントロールする能力を持っている
と強調した。



朝鮮日報 記事入力 : 2013/11/28 09:17
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/11/28/2013112800650.html

中国防空識別圏:韓国軍哨戒機、事前通告せず飛行

韓中両国が領有権を主張する済州道沖の離於島(中国名:蘇岩礁)を含む東シナ海上空に、中国が一方的に防空識別圏を設定してから3日後の今月26日、韓国軍の哨戒機が中国に対し事前に通告せず、離於島周辺の上空を飛行していたことが、27日までに分かった。
軍の消息筋は
26日、海軍の海上哨戒機P3Cが、海洋科学基地がある離於島一帯で哨戒飛行を行った
と語った。

同消息筋は
中国による東シナ海への防空識別圏設定を認めないという韓国政府の方針に基づき、今後もわが軍の軍用機は中国側に事前に通告せず、離於島上空を飛行する
と話した。だが軍は、日本に対しては哨戒飛行の実施について事前に通告している。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月28日 12時18分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79736&type=0

中国の防空識別圏は張り子の虎ですか?
海外記者の質問攻めにたじたじ―中国外交部


●27日、中国外交部定例記者会見では、中国が東シナ海に策定した防空識別圏について、海外メディアから「張り子の虎と思われているのでは?」などの厳しい質問が相次いだ。写真は中国国防部。

2013年11月27日、中国外交部定例記者会見では、中国が東シナ海に策定した防空識別圏について海外メディアから厳しい質問が相次いだ。

米軍の爆撃機B-52、2機が東シナ海の防空識別圏を飛行したことについて中国は米国に対し公式な反応を見せましたか?
との質問に、秦剛(チン・ガン)報道官は中国国防部報道官のコメントを参照するよう返答した。
27日、中国国防部の耿雁生(ゲン・イエンション)報道官はB-52の飛行についてその全行程を監視していた、中国は関連空域を有効に管理する能力を持っていると強調している。

また
米軍機の飛行、日本側がフライトプラン提出義務を無視したことで、東シナ海の防空識別圏は“張り子の虎”と思われているとの懸念はありませんか?
との質問に対しては、
「“張り子の虎”には特別の含意があります。
 当時、毛沢東主席が“張り子の虎”をどのような意味で使ったか、調べてみてはいかがでしょうか
と回答した。

『毛主席語録』には「帝国主義とすべての反動派は張り子の虎である」との論文が掲載されているなど、毛沢東はたびたび「張り子の虎」という表現を使っている。
秦報道官は毛沢東に言及することで、間接的に米国や日本の対応こそ見かけ倒しにすぎないとのメッセージを送った。

他にも
中国国防部によると、米軍機は東シナ海の防空識別圏を飛行した際、監視と識別を受けたとのことですが、
 これが外国機が防空識別圏に進入した場合に受ける“深刻な結果”というものでしょうか?
 それとももっと厳しい対応があるのでしょうか?
など、防空識別圏に関する質問が続いたが、秦報道官は事前に発表した規則を参照して欲しいなど苦しい回答を繰り返した。

中国国防省「関係空域をコントロールする能力ある

 公開日: 2013/11/27
中国政府が設定した防空識別圏内に、アメリカがB-52戦略爆撃機2機を飛行させたこ­とを受け、中国国防省は「全過程を監視しており、中国は関係空域をコントロールする能­力がある」などとするコメントを発表しました。








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