●.28日、環球時報(電子版)は、中国が設定した防空識別圏問題で「米国が仕掛けた心理戦に対する中国の反応は遅かった。全面的な総括をすべきだ」と題する記事を掲載した。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年11月29日 7時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79794&type=0
防空識別圏の心理戦で米国が先手、中国“負け”認める?―中国紙
2013年11月28日、環球時報(電子版)は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)を含む東シナ海上空に中国が設定した防空識別圏問題で
「米国が仕掛けた心理戦に対する中国の反応は遅かった。全面的な総括をすべきだ」
と指摘する記事を掲載した。
以下はその概要。
米軍のB52爆撃機2機が26日午前、中国が設けた防空識別圏を飛行した。
米国側は「予定された通常訓練の一環だ」と主張し、中国に対する示威目的はないとしている。
中国国防部は27日昼、
「中国軍は(飛行の)全航程を監視しており、米軍機をただちに識別した」
と発表した。
世界的な世論、中国のインターネット上での反応をみると、米国は今回の行動で先手を取り、中国が受け身に回った形となっている。
中国は自ら設定した識別圏を日米に受け入れさせることはできなかった。
防空識別圏は領空を示すものではなく、目的は「識別」することなのだ。
B52爆撃機の飛行を中国が監視したのは通常の光景。
しかし、今回は米国が先手を打ってそれを発表し、中国に心理戦を仕掛けてきた。
我々は米国相手の心理戦、論戦に慣れていない。
反応も世論が期待したより遅く、米側の発表から10時間も過ぎてからだった。
このタイムラグは中国が識別圏問題で不利になっている印象を与え、軍全体のイメージを損なう。
中国は全面的な総括が必要だろう。
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共産党というのは「心理作戦に強い党」である。
その典型が「洗脳」という手法。
民衆洗脳ではメデイアにガンガンとプロパガンダし、あたかもそう考えないと間違っているかのような錯覚を作り出す。
しかし、その内容はほとんど「針を棒」にしたようなもので信ぴょう性に欠ける。
ちょうと大本営発表のようなものだと思っていい。
その共産党が、アメリカの心理作戦に負けた、という。
つまり、心理作戦の前に「情報」があったということあろう。
心理作戦を実行するにとりかかったとき、それを覆す情報がストーンと流されてしまった、ということである。
ために心理作戦がもろ崩壊してしまった、ということになる。
中国は情報を抑えこむ技術はプロのようである。
逆にアメリカは情報を流す技術についてプロということになる。
中国はアメリカの持つ情報処理のスピードに負けてしまった、
ということになる。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年11月29日 5時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79787&type=0
日中が開戦すれば、勝敗に関係なく得をするのは日本
―中国ネットユーザー
2013年11月28日、中華網は、
「日中が開戦すれば勝ち負けにかかわらず、得をするのは日本だ」
とするネットユーザーの声を掲載した。
以下はその概要。
日中戦争には、「中国の勝利」、「日本の勝利」、「引き分け」の3つの結果がある。
中国が勝とうとすれば、必ず必要なのが米国に勝てるという自信だ。
それがない限り、中国は自ら仕掛けることはない。
中国が勝てば、中国はそのまま繁栄の道を進むことになり、中国に向けられる世界の目も変わるだろう。
米国は衰退し、日本は中国に従うようになる。
日本が勝てばどうなるか。
結果は火を見るより明らかで、中国人は亡国奴となる。
戦争が始まれば優劣はつくため、「引き分け」は開戦しないことを意味する。
事を荒立てず、
大きなことは小さく、小さいことはなかったことにする。
これは現在、一部の中国人が持っている考え方だ。
日中開戦は日本にどんなメリットがあるのだろうか。
1つは、中国が尖閣諸島(中国名・釣魚島)の奪還に失敗すれば、それは軍事だけでなく政治の失敗を意味し、日本は国際舞台で優位に立てる。
2つ目に、日本はもし負けても、それにより国内の反米感情が高まり、米国を追い出す理由ができる。
正常な国家の仲間入りを果たせるわけだ。
つまり、日中戦争で、日本は勝敗に関わらずメリットがある。
だからこそ、日本は絶えず挑発を繰り返しているのだ。
米国にとって軍事的には中国は敵ではない。
経済面からみれば、日中が開戦すれば資金は米国に流れるため、米国が潤うことになる。
日米は米軍が介入すれば中国の敗北は必至だと考えているため、米国は日本を支持し、日本も喜んで先鋒を買って出ているのだ。
』
日本と中国が開戦してどこが得をするのだろう。
中国防空識別圏が設定されたことにより、日中は一触即発の状況に追い込まれている。
巡視船の鬼ごっことは比べられないほどのの格段の危険性がある。
それは「偶然」が大きく作用するということである。
偶然の出来事によって日中が開戦する可能性が大きい、ということである。
もし開戦に至ったら、ところでどこが一番得をするのだろう。
日本はどうか。
2/3世紀を経て、再び戦える国家として浮かび上がることができるという世界に日本を知らしめるソフト的な利益はハードな損傷を上回るものがあるかもしれない。
中国はどうか。
もし尖閣を奪回してもその軍事的損傷は大きく、無人島4つの価値には似合わないように思う。
民族心高揚が果たしてそのハード的損害に見合う以上に大きなものになるだろうか。
逆に政府が無能よばわりされて、共産党政権が転覆する可能性もある。
アメリカはどうか。
尖閣で開戦がなされても、日本はアメリカの参戦を許さないだろう。
なぜなら、日本が自力で戦うことによってのみ栄誉があるのであって、アメリカの助けを借りることは虎の威を借りたキツネと称されるだけに過ぎない。
あの程度のちっぽけな領域で、自力の戦いができないほど自衛隊はひ弱のようには見えない。
だがアメリカとしては直せず手を汚さずとも、ウラ支援には奔走するだろう。
なぜなら、日本に勝たせることで、この地の発言力を大きくアピールでき、中国を抑えることができるからだ。
こうみてくると、一番得するのはアメリカであり、そこそこ得するのは日本で、おそらく損しか計上できないのが中国ということになる。
中国は海軍空軍の非常に大きな軍事力をその戦いにあって失うこともあり、日本との比較で世界の蔑みすら受けることもありうる。
なにしろ中国は過去に戦争をしたことがない。
よって中国の軍隊は数だけは揃っているが、おそらく有機的戦争スタイルには慣れていないだろう。
つまり、張り子のトラの軍隊とみても大きく間違いはない。
中国としては、戦争経験がないということを身にしみて分かっているが、さりとて戦争経験を得るために実際に開戦して、其の結果として政府が転覆してしまってはサマにならない。
中国には国家がない。
あるのは共産党の国である。
戦争経験を得るために共産党をつぶしてしまっては、何のための戦争だったのかが不明になる。
共産党はそんなバカなことはしない。
サーチナニュース 2013/11/28(木) 21:54
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1128&f=national_1128_025.shtml
【中国BBS】防空識別圏の設定は、国内向けの演技にすぎない
中国が尖閣諸島(中国名:釣魚島)上空を含む東シナ海を防空識別圏に指定し、日中関係が再び緊張している。
中国のネット上では、間もなく日中は開戦するのではないかと意見をたびたび目にするためか、中国大手検索サイト百度の掲示板に
「日中関係は本当に大丈夫なのか?」
というスレッドが立てられた。
スレ主は、最近の日中関係を見ると「いつ戦争になってもおかしくない」と考えているようだが、確かに今の日中は東シナ海をめぐって一触即発といった雰囲気だ。
では実際に日中が開戦する可能性はあるのだろうか。
また、中国のネットユーザーたちはどのように見ているのだろうか。
スレッドを見てみると、
●.「演技しているだけだから心配ない。
日本が戦争したいと思っていたとしても共産党には受けて立つ勇気はない」
●.「米国がいる以上、戦争できるわけがない」
など、心配は無用であるとのコメントが非常に多く寄せられた。
やはり中国としては、まずは経済を優先するはずであるとの思惑からきているのかもしれない。
また、今回の防空識別圏設定についても、
●.「国内向けに演技を見せる必要があったため」
というユーザーもおり、あくまでも国内向けのパフォーマンスとの見方があった。
中国のネット上では熱心な愛国者を中心に、間もなく戦争になるとの意見が多くみられるが、
同スレッドに書き込んでいるユーザーたちは比較的冷静なようだ。
中国政府はなぜ急に防空識別圏設定を発表したのだろうか。
確かに尖閣諸島をめぐって日中の対立はあったものの、
中国国内で共産党に対する不満をきっかけに事件が相次いだことは関係があるのだろうか。
中国政府は「反日」を国内の不満をそらすためのスケープゴートに利用しているという見方があるが、今回の防空識別圏設定および日米の反発を利用し、共産党への不満をそらす狙いがあったのではないだろうか。
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【*****新中華帝国の暴走*****】
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